当社では、炭素14濃度測定のアプリケーションの一つとして、”薬物動態分析”を
行っています。
~~~医薬品開発に際する生体試料中の炭素14標識化合物の濃度測定~~~
具体的には、
マスバランス試験:ヒトの体内における薬物の物質収支(投与された薬物が体内
でどのように吸収され、代謝・排泄されるか)を把握する試験
です。この試験により、血中濃度(吸収)や組織分布、代謝・
排泄に関する情報や未知の代謝物や排泄経路、残留性の有無等
の情報を得ることができます。
マイクロドーズ試験:効率的な新規医薬品開発を促進するために、極微量(予想
薬効量の1/100以下、かつ100μg以下)の標識化合物をヒトに
早期に投与して、ヒトにおいて最適な薬物動態を示す開発候補
化合物を選択する試験です。臨床試験(治験)を行う前に候補
物質を絞り込むことで、開発期間を短縮することが可能となり
ます。
等によって得られた検体の炭素14濃度測定を行っています。
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