カテゴリ: バイオマス度測定

当社バイオマス度測定サービスをご利用下さった長苗印刷株式会社様が、ウェブサイトで測定結果などを公開されています。長苗印刷株式会社様はバイオマスシュリンクフィルムを使用することでプラスチックの使用そのものを減らし、減量化とともにサステナブルな社会の実現を目指されているとのこと。
バイオマスシュリンクフィルムが、実際にどの程度環境保全に寄与しているかを可視化するために当社サービスをご利用いただきました。
プラスチック容器の減量化や減容化ではもう、環境配慮とは言えない時代に(長苗印刷株式会社)
https://ecodakemarke.naganae.co.jp/shrink/evidence/


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長苗印刷株式会社 (naganae.co.jp)



当社のバイオマス度測定サービスについてはこちら↓
https://iaa-ams.co.jp/?page_id=134
<※AMS法によるバイオマス度測定はバイオマス度を確認する科学的な方法として広く認められており、国際標準規格(ASTM D6866・ISO16620など)にも採用されています。>

株式会社加速器分析研究所のブログをご覧になって頂きありがとうございます。

今回は前回のブログでご紹介したはっぴーとーく樹音様からご依頼いただいておりましたショップ袋の分析の様子と、測定結果について皆様にお伝えしていきたいと思います。

最初に、測定の様子をご覧ください。
まず、お預かりしたショップ袋から必要量を分取していきます。1_採取1修正

2_採取2修正
必要量に分取した試料を錫箔に詰めます。
3_サンプル詰め1
4_精製サンプル
こうして分取した測定試料に各種化学処理を行った後、当社の加速器質量分析(AMS)装置で測定します。
5_加速器全景
はっぴーとーく樹音様からお預かりしたショップ袋に表示されていたバイオマスマークを覚えていらっしゃいますか?印をご覧ください。
ジュネット袋アップ
バイオマスマークに10と表示がされていますので、ショップ袋のバイオマス成分が10%以上15%未満の割合で含まれている製品であるとの意味を表示していることを、前回のブログでご説明を致しました。
さて、測定結果はどうでしょうか?
下記の表が、今回お預かりしたショップ袋の炭素ベースのバイオマスの割合を示した結果となります。で囲われた値をご覧ください。この値がASTMの規格に準じて算出したバイオマスの割合です。11%という測定結果がでました。この結果から、バイオマスマークの範囲内の、バイオマス度の割合であったことが分かりました。

~測定結果~
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はっぴーとーく樹音様にも、ショップ袋が表示通りのバイオマスマーク10に対応した製品であり、お客様に安心してご提供いただける袋であるとのご報告ができました。

本社 営業部



 株式会社加速器分析研究所のブログをご覧になって頂きありがとうございます。
 今回は、はっぴーとーく樹音様より最近新たに採用されたバイオマス配合のショップ袋の測定のご依頼を頂きましたのでご紹介させて頂きます。
 はっぴーとーく樹音様は、当社と同じ川崎市内において化粧品専門店、本格エステサロン、化粧品のオンライン販売と幅広く展開されている企業様です。普段お買い物をされるお客様は、美意識・おしゃれマインドの溢れる方々ばかりと伺っております。
 また、はっぴーとーく樹音様では新型コロナウイルス対策として出来る限りの感染予防に努めた上で、お客様が安心してお買い物が出来るよう細心の注意と工夫をされていらっしゃいます。
 今回は、ショップ袋をバイオマス製品にすることで、美と共に環境保全などに対する意識の高いお客様により安心してお買い物を楽しんで頂けたらとのご希望から「ショップ袋が確かなバイオマス製品であることを証明するため」に測定のご依頼を頂きました。
 こちらが今回はっぴーとーく樹音様よりご提供いただいたショップ袋です。ジュネット袋

ジュネット袋アップ

 ショップ袋にある印部分がバイオマス製品を認証するバイオマスマーク(一般財団法人日本有機資源協会様の認証マーク)です。レジ袋にバイオマスマークの表示を目にする機会が多くなっていると感じている方も多いのではないでしょうか。
 このバイオマスマークから、ショップ袋はバイオマス成分が10%以上15%未満の割合で含まれている製品であることが分かります。
 今回提供して頂いた分析サンプルを測定し、次回のブログで測定の様子・結果を発表していきたいと考えております。測定結果が楽しみです。

SHOP情報:URL はっぴーとーく樹音・サロンドジュネ (junet.co.jp)
はっぴーとーく樹音店頭写真

本社 営業部

 これまでのバイオマス製品の検証試験ブログをご覧の方の中には”検証試験の結果はどうなったの?”と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
 そこで今回は、市場に出ているバイオマス素材配合製品を購入し測定した結果をご報告したいと思います。
  測定対象試料は、A(バイオマスマーク25)B(バイオマスマーク10)C(バイオマスマーク25)3点です。
 当社の分析は試料の炭素中の化石燃料由来の炭素とバイオマス由来の炭素の割合(以下炭素ベースのバイオマスの割合)を算出しています。
下記の表がA(バイオマスマーク25)の炭素ベースのバイオマスの割合を示した結果です。
〇で囲われた値をご覧下さい。
この値がASTMの規格に準じて算出したバイオマスの割合です。
B(バイオマスマーク10)、C(バイオマスマーク25)もそれぞれ11%と28%という測定結果が出ました。
 なお、今回は炭素ベースのバイオマス度と重量比ベースのバイオマス度が概ね等しい値を示すポリ袋が測定対象試料ですので、今回の測定結果は3点ともに表示してある数値よりバイオマスの割合が高めであると示唆されました。
 今回の検証試験の結果を受け、当社としては”安心した”というのが正直なところです。
 バイオマス製品の信頼性を高めるために、バイオマス度測定を有効に利用して頂きたいと考えております。
 今後は下記表中のASTMやpMCなどについて説明をしていきます。
                                             本社 営業部
         

Microsoft Word - バイオマスブログ案修正2

















 バイオマス製品の検証試験ブログをご覧になって頂き誠にありがとうございます。
今回は必要試料量と試料採取方法についてご紹介致します。
 ご依頼の際に”測定する際に対象試料はどれくらいの量(枚数)が必要ですか?”という質問を多く伺います。そこで今回は当社の分析センターの作業工程をいくつかご覧頂き、測定についてより分かりやすく、お伝えしていきたいと思います。

下記の写真(事前試料採取)をご覧になって下さい。

d事前採取済み_1

 先ず、このように実際の使用量に調整する為に切り分けやすい、手ごろなサイズに切り取ります。その際、イレギュラーな要素のありそうな部分(例えばレジ袋ですと端のほうの圧着部分や印刷部分など)を避け選択します。

 尚、当社ではサービスとして、採取場所による測定値への影響を回避する為に試料の2ヶ所の測定を行っております。
 その場合、別個体の試料から2ヶ所以上採取することが望ましいとしておりますが、個体が1点の場合は離れた位置で2ヶ所を採取することにしています。そして、2ヶ所の測定結果の差が測定誤差の範囲内であれば1ヶ所の結果をご報告しています。

f理想的には繰り返し用に試料2点以上2

            同試料の別個体より2ヶ所採取した試料

 実際の使用量は試料の厚さや材質により異なりますので一概にはお伝え出来ませんが、下記写真(試料量分取)のように切り取ります。

a使用量分取1

バイオマス度測定の作業工程の一部をご覧になって頂きましたがいかがでしたでしょうか?
当社では、これからもより精度の高い分析結果を皆様にお届けできるよう努めて参ります。

                               本社 営業部

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