カテゴリ: バイオマス度測定

   プラスチック製レジ袋の有料化に伴い、市場ではバイオマス素材を含むレジ袋への関心がより高まっています。皆さんの実生活でも、バイオマスマークなどバイオマス製品の認証マークを目にする機会が増えてきているのではないでしょうか?
 当社でも、”販売に際して信頼性の証明に測定データを使用したい”というお問い合わせや、”購入予定の原料/製品が本当にバイオマス素材なのかを検証したい”というご相談が急増しています。そして、実際に測定をご依頼頂いたお客様から”市場に出す前に製品の確認をしたいと思い測定してみたが、聞いていた数値と違った”というような疑わしい事例も出てきており、注意が必要であると感じています。
 そこで当社では、市場に出ているバイオマス素材配合製品を購入し、試験的にバイオマス度測定を実施してみることに致しました。
 この試みを通してバイオマス度測定の有効性を皆様にご紹介させて頂くとともに、これがバイオマス製品の信頼性を損なうような製品の流通を抑止する一助となれば幸いと考えております。

*バイオマスマーク ・・・ 生物由来の資源(バイオマス)を利用し、品質および安全性が関連する法規、基準、規格等に適合している環境商品の目印。
((一社)日本有機資源協会HPより引用)

   ~これからも、バイオマス度測定に関するより詳しい情報を発信して参ります。~

                                        本社 営業部
 

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 本年7月1日から開始されましたプラスチック製レジ袋の有料化に伴い、新たに
バイオマス素材を含むレジ袋などが利用され始めています。
 当社では、製品もしくは原料に含まれる「放射性炭素」の割合を測定することで
バイオマス度を確認することが可能です。バイオマス製品に関わる企業の皆様や、
自治体の皆様にもっと測定について知って頂き、お役に立つことができれば!との
想いを込めて、この度新たにパンフレットを作成し郵送致しました。

~パンフレットを郵送する際、バイオマスマーク入りのCPP袋を使用しています。~


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IAAプレスリリース(バイオマス測定サービス)  HP掲載用20-01
IAAプレスリリース(バイオマス測定サービス)  HP掲載用20-02

少し前になりますが、昨年12月に経済産業省と環境省から、「プラスチック製買物袋有料化実施ガイドライン」が示されました。
ガイドラインによると、”本制度では、小売業に属する事業を行う事業者は、商品の販売に際して、消費者がその商品の持ち運びに用いるためのプラスチック製買物袋を有料で提供することにより、プラスチック製買物袋の排出の抑制を促進するものとし、2020年7月1日から全国で一律に開始する。”
とあり、一方、繰り返し利用が可能な厚さ50μm以上のもの、海洋プラスチックごみ問題対策に寄与する海洋生分解性プラ配合率100%のもの、地球温暖化対策に寄与するバイオマス素材配合率25%以上のもの のいずれかの要件を満たすものは対象外とされています。

当社ではバイオマス素材配合率の測定を国内で実施しており、マーク認証機関との連携も可能です。


https://www.meti.go.jp/press/2019/12/20191227003/20191227003-2.pdf




少し前(10/19)の情報ですが、毎日新聞に、「環境省は19日、”プラスチック
資源循環戦略”
の素案を中央環境審議会小委員会に提示した。」という記事が
掲載されました。
この記事では、
素案には、
◎使い捨てプラスチックの削減を進め、使用量を2030年までに25%削減する。
動植物(バイオマス)が原料のプラスチックを2030年までに現在の約50倍
 に当たる年間200万トン導入する。

ことを目指す旨が盛り込まれている。

と記されています。
環境負荷軽減に向けた1つの方向性となるこのバイオマスプラスチックですが、
現在のところ、石油由来か動植物由来かを検証することができる方法は当社が
行っている「放射性炭素濃度測定法」のみと言われています。
当社の分析が環境負荷軽減の一助となれば幸いです。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181019-00000093-mai-env 
                <毎日新聞 記事概要>
http://www.env.go.jp/council/03recycle/y0312-03/y031203-d1.pdf
                <環境省 資料>

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